内的禁止令に問いかける

恐れベースの内的禁止令について。

心の奥に「〜してはいけない/〜しないと愛されない」という恐れをベースとした禁止令があることがあります。

「あまりにも習慣化しすぎていて、気づかなかった」ということはよくあります。

例:

  • 「楽してはいけない」
  • 「弱音を見せてはいけない」
  • 「休んではいけない」
  • 「迷惑かけてはならない」
  • 「自由にしてはいけない」
  • 「ちゃんとしないといけない」
  • 「失敗したら終わる」
  • 「怠けたら罰が当たる」
  • 「相手をがっかりさせてはいけない」
  • 「努力していれば関係はよくなるはず」
  • 「正しくしていないと人生を失う」

→ これは「頑張らなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」「失敗できない」というねばならない形式に変換されます。

ドライバー(拮抗禁止令):

禁止令の上に作られる、自分を動かすための補助エンジンのようなもの。

例:

  • がんばれ
  • 完璧であれ
  • 喜ばせよ
  • 急げ
  • 強くあれ・弱みを見せるな

→ 結果としてねばならないが強化される。

カリギュラ効果:

行動を禁止されると、その行動への興味・欲求が逆に強まる現象。

たとえば:

  • 「絶対に見てはいけない」と言われると、見たくなる
  • 「食べてはいけない」と言われると、食べたくなる
  • 「あの人と関わらないほうがいい」と言われると、気になる

禁止・制限が、逆に魅力を強める現象です。

「楽にする」ということについても、

「楽しちゃいけない(恐れ)」が裏にある「楽をしたい(欲求)」と、

「ただ、楽にしていていいと知っている状態(自由、平和・・)」とある、ということなんですね。

思考、口癖の中に「ねば、べき、しなければならない、いけない、ちゃんとしなきゃ」が最近よく出てくるなぁというときは、問いかけしていくだけでも解けていきます。

問いかけていくと「楽してはいけない」「弱音を見せてはいけない」「休んではいけない」「迷惑かけてはならない」「ちゃんとしないといけない」・・これは「恐れベースの声」であって、それは本当に真実ではないことが見えてきます。

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