Light Remember版
「怒りが光に変換されていくワーク」──
怒りを光にゆだねることで、自然に「変換」が起きるプロセス
怒りは「悪いもの」ではありません。
ただ、わたしが本来の静けさから離れたときのサインです。
このワークは、怒りを押しつけたり、なくそうとするのではなく、
怒りが 「光に触れたとき自然に姿を変える流れ」を受け入れるためのもの です。
「変換」とは「自分が操作すること」ではなく、
光のやわらかさの中で自然に起きる変化のことです。
ただし、もし、このワークが苦しく感じられる場合は、
無理に行う必要はまったくありません。
ワークはひとつではありませんし、浅く触れるだけでも十分です。
自分の内側の感覚を尊重しながら「いまの自分にとって安全で優しい距離」を選んでください。
自分自身を急がせず、小さな優しさを練習するところからはじめていきます。
Step 0|怒りをそっと認める(入口の静けさ)
まず静かに言います。
「いま、怒りを感じている。」
良い・悪いをつけない。
ただ事実として「ある」と認める。
この瞬間、変換のプロセスはすでにはじまっています。
Step 1|原因を外側に置かず解釈を手放す
心の内側で静かに言います。
「この怒りの原因を、外側には置かない。」
「ただ内側の揺れが表に出ただけ。」
外側に原因を置くと、怒りは固まり続けます。
原因を手放すと、怒りは 光が触れられる場所へ戻ります。
そして、触れた瞬間から変換は始まります。
Step 2|怒りの「かたち」を観察する
(変換前の姿を見る)
物語にせず、感覚として観察します。
- 熱
- 重さ
- 締めつけ
- ざわつき
- 距離をつくろうとする感じ
- 内側の痛み
どんな形でもただ「それがいま現れている」と見るだけ。
観察することは、光と怒りの間に
やさしい橋をかけることです。
Step 3|怒りの下にある「恐れ」にそっと触れる(変換の入口)
静かに問いかけます。
「この怒りの下には、どんな恐れがある?」
たとえば:
- 見捨てられるかもしれない
- 誤解されるかもしれない
- 無力に見られたくない
- 愛されないかもしれない
恐れに気づくと、怒りは
光とつながる準備が整う ので、
変換のプロセスがぐっと進みます。
Step 4|恐れのさらに奥の「自己否定」に触れる(変換の核)
深呼吸してそっと問いかけます。
「わたしは何を “自分の欠陥” だと信じている?」
「どんな “わたしのせい” を抱えている?」
ここに気づくと、怒りが抱えていた
“最も深い部分” が光と接触します。
ここからが、最も大きな変換のステージです。
Step 5|光にゆだね変換されるままにゆだねる
静かに言います。
「光よ、この怒りの見方をあなたにゆだねます。」
「この感覚をあなたに預けます。」
ここで自分は何もしません。
光にただ触れさせるだけ。
変換は、光の働き――
自分が何かを行うのではなく、「起こる」ものです。
Step 6|光によって怒りが変換されるステップ
何も操作せず、静けさの中でただ見守ります。
ふっと、
- 怒りが弱まる
- 形がゆるむ
- 距離が生まれる
- 光の中に溶けるように感じる
- 重たさが軽くなる
- 呼吸が少し深くなる
こうした変化が起きたら、それが
光による自然な変換のサインです。
怒りは「なくなった」のではなく、
光に触れて元の静けさに「変換された」ということです。
Step 7|短い祈りで変換後の視座に定着する
心に心地よく響く言葉を一つ選びます。
「怒りを光にゆだねます」
「原因を外に置きません」
「わたしは静けさへ戻ります」
「光よ、わたしを訂正してください」
「怒りは自然に光へと変換されていきます」
法則性に沿った祈りは必ず現れ、為されます。
そして、変換された視座(おそれではなく光の視座)がやさしく定着されていきます。
全体の流れ
怒り → 光への自然に変換されるプロセスの全体像
- 怒りを素直に認める
- 原因を外側に置かない
- 体感として観察する
- 奥の恐れを見る
- 最奥の自己否定に触れる
- 光にゆだね、自然な変換に委ねる
- 静けさの視座に戻る
怒りは敵ではなく、悪でもなく、
光に触れると自然に姿を変える「影」のようなもの。
光が届くとき、
怒りは闘う必要も、抑え込む必要もなく、
ただ本来の静けさ、光へと変換されていきます。
それはまるで「戦闘の源」から、光の源へとエネルギーが返還されているかのようです。