自分を小さくしていたことに気づくためのセルフチェックリストです。
ここでいう「小さい自分」とは、本当のわたしそのものではなく、
わたしだと思い込んでいた“小さなイメージ” のことです。
(※本当のわたしは、そもそも閉じ込められることのない存在です。)
この「小さい自分に”わたし”を閉じ込める(自己卑下)」という思考癖に気づくという行為は、
エゴを正したり、間違いを探したり、
自分をしつけ直したりするためのものではありません。
気づくことは、ただ、
その「小さく見えているイメージ」を優しく見つめ
光に連れ戻すために、ただ見てあげる
という、静かで優しいプロセスです。
このチェックリストは、
外へ向かってしまった意図(評価・緊張・比較)に気づき、
もう一度 内側の静けさに戻るための小さな橋。
その先には、変わらずに包んでくれる光があります。
「小さい自分」や「思考癖」なんとかしようとする必要も、「直さなきゃ」と力む必要がありません。
ただ「その反応も光で包んでいい」と思い出すための入り口です。
思考の傾向編
・つい自分を責める言葉が頭に浮かぶ
・小さなミスでも「ダメだ」「申し訳ない」と過剰に感じる
・失敗すると「自分はダメだ」と全体を否定しがち
・自分だけが足りていないように感じる
・誰かに迷惑をかけたと思い込みやすい
・うまくいっても「たまたまだ」「運が良かっただけ」と思ってしまう
・誰かに頼ることは「負担をかけてしまう」と感じる
・期待されると「応えられないかもしれない」と苦しくなる
行動・態度のクセ編
・相談・お願いごとをためらい、1人で抱えこむ
・頼みごとや相談が苦手(※不足型/過多型)
・頼まれごとを断れず、無理をしてしまう
・謝る必要がない場面でもつい「ごめんなさい」「申し訳ありませんでした」を言ってしまう
・人の顔色や反応を過剰に気にしてしまう
・人前で緊張しすぎたり、人と会ったあとどっと疲れる
・スケジュールを詰め込みすぎてしまう
・自分の気持ちよりも相手を優先してしまう
・できていない部分ばかり見てしまう
・助けてもらうより、助ける側に回ろうとする
感情のサイン編
・不安・緊張が慢性的にある
・言いたいことを言うと「嫌われる」と感じる
・誤解される・怒られることへの恐れが大きい
・人の成功や幸せを素直に喜べないときがある
・誰かの一言が必要以上に心に刺さる
・自分の気持ちを表現するのが怖い
・褒められても受け取れない
・安心していい状況なはずなのに、なぜか落ち着かない
身体感覚のサイン編
・気疲れや過度な疲労がよくある
・肩や胸に力が入っている
・呼吸が浅い
・頭や胃がキュッと固くなることが多い
・「緊張しやすい身体になっている」と感じる
チェックのあとに:心に戻る問いかけ
チェック後は、次の問いをひとつ選んで心に置いてみます
- 「この反応は、わたしを守るために働いてくれていたのかもしれない?」
- 「今のわたしは、どんなやさしさを必要としているだろう?」
- 「本当のわたしは、どう扱われたいだろう?」
チェックする目的は、責めたり、正したりするためではなく、
変わらずにある光を思い出し、その光に心を開くこと。
そうして本当のわたしに戻ることです。
ひとつの問いを選び、そっと胸に置いてみる時間が、
静かに本来の場所へ導いてくれます。