”言葉を使いながらも、言葉という形を超えて、たったひとつの光を分かち合いたい、思い出したい”
”言葉を使いながらも、その奥にあるたったひとつの光を、もし共に思い出していけたなら・・・それはどんなに素敵なことだろう”
「できるだけ形態を使わない」という旅の途中で、わたしにとって「言葉」は、なぜかずっと心に残り続けてきたもののひとつです。
ときには、それが執着のように思えることもありました。
ハートに「言葉」という形が浮かんでいて、わたしはそれに手を伸ばして、ギュッと握りしめていたくなる感じ・・・。
なぜ、「言葉」が心に残り続けてきたのか、その理由はまだはっきりとはわかりませんが、
日々出会う方々との対話の中で、わたしの奥にあった本当の本音や願いが、少しずつ言葉という形を通して現れてくるのを感じます。
その流れの中で見えてくるものを、「天の働き」と呼びたくなる瞬間があります。
それがどのような形であれ、共に受け取り、味わうとき、静けさのなかでじわじわと広がるような喜びを心に感じます。
「わたしが感じているこの感覚を、感謝と呼んでも同じような気がする・・・」と何度も思いました。
「光の記憶の断章」
これは、わたしがわたしに対して「忘れないでいたい」と願う、小さな記録です。
まだ語り終えてはいないけれど、確かに光が触れた瞬間のしるしとして。
たったひとつの愛と共にある思い出。
そして、わたしたちがそれぞれの歩みの中で、その愛を思い出していく道が、静かに交わっていきますように。