今回は「ワクワク」にまつわる、心の話を書いてみようと思います。
といっても、何かや誰かを裁いたり否定したりするための話ではありません。
ただ、自分の心の中で起きている「質の違い」をやわらかく照らしてみる、そんな記事です。
一般的に「ワクワク」は全部同じだと思われていますが、よく見てみると、実は2つの方向性があります。
ひとつは外側へ勢いよく向かうワクワク(波のワクワク)。
もうひとつは 内側の静けさから自然に湧くワクワク(光のワクワク)。
どちらが良い悪いという話ではありません。
ただ質が違うだけで、どちらも人の中で自然に起こるものです。
この違いを知ると楽になるのは・・・
「なんであのときのワクワクは続かなかったんだろう・・・」
「どうして落ち込んだり疲れたりするんだろう・・・」
そんな疑問が消え、自分を責めずに心の流れを理解できるからです。
光のワクワク
・深い静けさ・安心がベースにある感じ
・「わたし」ではなく光が動いているような感覚
・無理な勢いがなく、やわらかい感じ
・誰かと比べたり、優越を見たりする感じが自然とない
・行動した後も静けさが残る
・終わったあとに平和、余韻、広がる感じ
・わからないものへのワクワク
光のワクワクの質をまとめると:「深さ・静けさ・自然な広がり」
ゆっくり、じわじわと広がるようなワクワクです。喜びが深くて、落ち着いていて、余韻があります。
波のワクワク
・意図、エネルギーが外向き
・未来への期待やイメージなど外側に向かう
・欠乏の埋め合わせとしてのワクワク
・比較・優越・自己証明・防衛・恐れが密かに隠れている
・興奮はあるけれど、静けさがない
・テンションが上がる、勢いがある
・早く成果を出したくなる
・高揚感、優越感、特別感が刺激される
・特別感、「特別でありたい」が混ざる
・終わったあとの虚しさ・落差が大きいことがある
・疲れる、または、過剰に冴える
波のワクワクの質をまとめると:「勢い・高揚・特別感」と「虚しさ」
※これが悪いわけではありません。「直線の時間軸の中で心が少しスピードを上げていたよ」という、やさしいお知らせにすぎません。
※体感としては、気分が弾むけれど均一ではなく、波が大きい感じ。
まとめ
ワクワクには、勢いのあるものと静けさから湧くものがあります。
どちらも自然な心の動きです。
この違いを知ると楽になる理由は
「なんであのときのワクワクは続かなかったんだろう…」
「どうして落ち込んだり疲れたりするんだろう…」
そんな疑問が消え、自分を責めずに心の流れを理解できるからです。
質の違いを知ると、自分を責めなくてすみます。
それは、自分や世界を閉じ込めなくて済むということでもあります。
「(引き寄せの法則・現実創造などでワクワクが大事と聞いて意識してきたけど、うまくいかないという方で)質の違いを知っただけでも、楽になった。スッキリしました」
「外向きワクワクにならなければならない、と無意識的に思っていたことに気づいて解放された。心が疲れる、嫌だといってる課題を自分に押し付けていたのかもしれないと思いました」
「心が静けさに落ち着くにつれて、何がそんなに問題だったのかよくわからなくなった」
という優しい気づきのシェアもいただきました。
心が原因、世界は結果です。心に世界・形がついてきます。
気づくだけで、やさしく静けさに戻っていけます。
心が一番くつろげるワクワクが見つかりますように。