被取り込みに苦しんできた人の内側に眠る「天から地へのギフト」(5−5)

被取り込みに悩む人は、

実は驚くほど繊細で、深い才能と真の強さを持っています。

境界が整い、中心に帰るとき・・・

それらは「痛み」ではなく、

天から地へと流れるギフトとして働きはじめます。

才能1|深い共感力(empathic resonance)

他人の感情の微細な変化を、自然に感じ取れる。

これは「弱さ」ではなく高度な感受性

境界が整うと、その感性は

「相手の内側に侵入することなく、ただ感じるセンス」として洗練されます。

才能2|本質を見抜く直観

心・真理・スピリチュアル領域での混乱や違和感に敏感だったのは、直観が鋭すぎたから。

その直観はいま「一なる心」と一致した真理を見抜く力へと静かに純度を上げています。

※「本物か偽物かを見抜く」という二元のジャッジメントではありません。
ただ、真理のほうが自然に浮かび上がって見えるという感覚です。

才能3|安心を広げる力

自分の中の境界が整うと、まわりの人は自然と安心し、心を開きやすくなります。

なぜなら、自分自身が中心から存在するようになるからです。

その在り方は、言葉や行動以上よりも深く、強く、静かな影響力を持ちます。

才能4|光の共鳴(pure presence)

自分自身という「在り方そのもの」が、光として響きます。

この響きは、聖なる自然な働きであり、努力も操作も必要ありません。

ただハートの中心にいるだけで、
境界は尊重され、光は静かに延長、拡張されていきます。

被取り込みが終わるとき

真理は、いつも静けさの中に現れます。

被取り込みが才能へと転換する瞬間とは、
深い静けさ・信頼・やわらかさの中で起きるもの。

中心=光に戻ったとき、
被取り込みは起きません。

なぜなら、

誰の内側にも入らず、誰も内側に入れない
「光の空間」を生きるようになるから。

そしてその空間で暮らすほどに、
「ほんとうのものは外にはない」という優しい気づきが育ち、

光がいちばんリアルなものとして、体験に根づいていきます。

外ではなく、この内側の静けさの奥にこそ、真の一体性(つながり、離れることはできない、ひとつ)というリアルを思い出していきます。