一般的に「魂の闇夜」とは、心が深い暗闇に入ったように感じる内的な転換期。
古い生き方が静かに終わり、新しい自分へ向かうための再生を指します。
「暗い物語」ではなく、光への移行に心がゆっくりと慣れていくための再調整です。
外側の価値基準が静かにほどけ、内側の光へと帰っていく、
とても優しいプロセスです。
ここでは、その道のりを
Light Remember の視座で7つの過程としてまとめました。
霊的な変容は、決して 「この順番どおりに進むもの」でも
「直線の階段を上がるようなもの」でもありません。
わたしたちの心はいつも、 螺旋階段のように回帰しながら、
中心へと静かに戻っていきます。
「今は、そういうときなんだな」 という
そのちいさな受け入れの一歩だけで、
すでに 受容・解放・ゆだね・開き が起き始めています。
1|外側の力が効かなくなる
— 前兆としての静けさ —
- これまで頼ってきたものが急に色あせる
- 「頑張ればなんとかなる」が効かなくなる
- 以前はうまくいっていたことがうまく回らなくなる
- 違和感が増える
- 人生の流れが変わりはじめる直感がある
- 外側の依存(人、評価、成果)が機能しなくなる
- 外側の期待に応える「力み」が抜けていく
ここで起きているのは
外側の価値基準が自然に剥がれ落ちること。
中心の光が、静かに立ち上がりはじめています。
これは、後退ではなく 内側の準備期間。
静けさが「中心へ戻る道」を開き始めています。
光の視座から見ると
「(動けないのではなく)動く必要がない静けさ・不動性が訪れている」
という時期でもあります。
▶︎ 心が次のステージへ向かう準備をしている時期
2|古い自己が崩れていく
— アイデンティティの脱皮 —
- これまでの価値観が揺らぐ
- 自己否定や無価値感が強まる
- 人生の意味や役割が見えにくくなる
- 人間関係や環境が変わりやすい
- 未来への不安
- 罰の物語の浮上
- 「役に立たなければ」という古い声
- 沈黙・静けさへの恐れの浮上
- 奇跡講座でいうところの「権威の問題」や「特別な関係」の浮上
- 「作者錯覚」の浮上
価値を外側に置いてきた生き方が終わり始めるとき、
心は一時的に揺れます。
これは「壊れる」「破壊」「失う」ではなく、
もう必要のなくなった殻が外れていく サイン。
▶︎ 古いアイデンティティから脱皮する段階
3|感情の浮上と統合
— 光に照らされる影の領域 —
- 悲しみ・怒り・罪悪感・孤独感などが溢れる
- まるで「自分と向き合うことが避けられない」ような感じ
- これまで見ないふりをした影の表面化
- 無価値感
- 被取り込み、境界線の揺らぎ
- 理解されない痛み
- 他者、世界の影(投影)
- 沈黙・静けさへの恐れの浮上
- 奇跡講座でいうところの「権威の問題」や「特別な関係」の浮上
- 「作者錯覚」の浮上
光が強くなるほど、
これまで押し込めてきた感情が
自然と表面に上がってきます。
これは浄化ではなく 光との調整。
浮かぶものは「癒される準備が整ったもの」。
▶︎ “癒しと統合作用”が動いているサイン
4|沈黙と停止
— 最も深い再編成が起きる時間 —
- 空白、虚無、停滞
- 祈りや瞑想の感覚がつかみにくい
- 「祈ってもシーン」
- 指針が見えない
- 「何もしていない自分」が不安に感じることもある
- 行動が止まる
- 「”何もしない”」がだんだんと自然に感じられてくる
- 沈黙・静けさへの恐れの浮上
- 奇跡講座でいうところの「権威の問題」や「特別な関係」の浮上
- 「作者錯覚」の浮上
一見なにも起きていないように見えるけれど、
内側では大きな再編成が進んでいる時期。
この沈黙こそが “結晶の核” を生みます。
▶︎ でも、内側では最も深い再編成が起きている
5|視座の転換
— 光の知覚が立ち上がる —
- 洞察が自然に訪れる
- 価値観が静かに変わりはじめる
- 直感が戻ってくる
- 生き方の方向性が見えはじめる
- 「光が為す。わたしは開く」という意識
- 過去、未来、関係性、身体、お金(経済)が祝福の領域へ移動
- 未来を光から見る
ここで起きているのは
光の視座(Holy Vision)へのシフト。
静けさの奥で、新しい視座が立ち上がっています。
古い OS が終わり、新しい OS が起動する段階。
▶︎ 光のほうへ“視点が切り替わる”段階
6|再誕
— 光を前提に生き始める —
- 軽さと深さが共に感じられる
- 本質的な選択が自然にされる(自分で決める感覚からの卒業)
- 本質(Holy Self)からの自然な選択への移行
- 力みのない使命感や内なる目的が戻る
- 行動が「外側を満たすため」ではなく「内側から湧くもの」に変わる
- 行動が静けさから自然発生
- Bless Flow が回りはじめる
光と一致した生き方が日常の中で自然に立ち上がる。
ここは光と一致した新しい自己の始まり。
▶︎ 新しい生き方の始まり
7|器の結晶期
— 内側の光が「形」として世界に現れる段階 —
闇夜を通して整えられた光が、自分自身(日常生活、活動、表現)に
透明な器として結晶していく時期。
(1)静けさが場として安定
(2)外側の形から光の延長へ
(3)存在そのものが器になる
(4)光の周波数でのコミュニケーション(存在の質)
(5)Bless Flow の循環が安定
(6)形や言葉を”超えた”働き(否定・肯定の二元ではなく超える)
▶︎ 「闇夜の終わり」ではなく、光が形になるフェーズ
魂の闇夜の誤解と本質
罰・失敗・後退ではない
むしろ 長期的な成長のための“再調整期間”。
悲しみや停滞が「間違い」ではない
抑圧していたものが光に触れたサイン。
抜け出すために努力しすぎない
闇夜には「積極的に何かをする」より
「委ねる・静けさに開く」 ほうが自然に進む。
まとめ:魂の闇夜は「終わり」ではなく「はじまり」
一般的な「魂の闇夜」では、
このプロセスは 深い癒しと変容の前触れ として語られます。
Light Remember では、闇夜を「変容そのもの」
そして 螺旋階段としての成長プロセス として理解します。
「トンネルを抜ける」というよりは、静かに「再誕」が進む時期。
生き方・在り方そのものが、
光とともに変わっていく 祝福のプロセス として感じられます。
ここから、“新しい自己”としての歩みが
静かにはじまり、そして深まっていきます。